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イスラム国の手に渡ることになる日本のODA 〔天木直人〕

     

イラク・モスルのモスクで演説するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のアブバクル・バグダディ師とされる人物。Al-Furqan Mediaが公開した動画から(2014年7月5日公開)(c)AFP/HO/AL-FURQAN MEDIA  画像出典: 2014年11月09日 AFP BB NEWS

イラク・モスルのモスクで演説するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のアブバクル・バグダディ師とされる人物。Al-Furqan Mediaが公開した動画から(2014年7月5日公開)(c)AFP/HO/AL-FURQAN MEDIA  画像出典: 2014年11月09日 AFP BB NEWS

 朝っぱらからNHKが、きょうから安倍首相が中東に外遊することを繰り返し報じている。

 その中で強調していたのが、訪問先へのODAのバラマキだ。

 しかもその目的がイスラム国と戦う国々への人道、民生援助だという。

 日本はイスラム国との戦いにみずから参加できないかわりに、これらの国々の民生安定を支援してテロの撲滅に寄与するというわけだ。

 この、とってつけたような日本政府の解説を、7時のNHKニュースは安倍首相のお気に入り岩田明子解説委員を登場させて、ご丁寧に受け売りして、伝えていた。

 しかし、悪いことは言わない。

 今度ばかりはそんな援助のバラマキはやめたほうがいい。

 日本の企業が請け負うプロジェクト援助ならまだいい。

 しかし人道援助とか民政強化、治安対策、などといった援助のバラマキだけは止めたほうがいい。

 必ずその一部がイスラム国に流れる。

 イスラム国支援になってしまうのだ。

 かつて日本はアフガン復興支援という名の下に、莫大な資金援助を繰り返した。

 アフガンの民生安定、治安安定こそ、アフガンにおけるテロの抑止力になる、という解説入りで。

 しかし、いまアフガンはどうなっているというのか。

 米兵が撤退した後、テロの巣屈となっている。

 援助が賄賂に化け、それがまわりまわってテロわたっているおそれがある。

 同じことが今度の訪問先でも行われることになる。

 イスラム国を利することになるのだ。

 今度ばかりは日本の税金をばらまくことは止めたほうがいい。

 財界人を引き連れてビジネスの売り込みに終始すればいいのだ。

 安倍首相にはそれがお似合いだ。

 中東政治に部外者の日本が、中東地域の平和に貢献するとか、イスラム国との戦いに連帯するなどといった、余計なことは言わないほうがいいのである(了)

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