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後藤氏の処刑が確認された時点で問われる安倍首相の進退 〔天木直人〕

     

20150201_後藤健二_1 たった今(午前5時過ぎ)、NHKテレビが後藤氏の処刑の投稿がイスラム国から流されたというニュースを流した。

 それを知ってこのメルマガを書いている。

 誰よりも先に書いておくために。

 やがて政府はこの動画の真否を確認しなければいけない。

 そしておそらく政府は残念ながら後藤氏の処刑を確認することになるだろう。

 問題はその時の安倍首相の第一声だ。

 それはこれから始まる安倍首相の記者団に対する第一声ではない。

 後藤氏の死を安倍首相が確認した後に行われる記者会見の時の言葉だ。

 その時、テロとの戦いに屈してはいけないと言うことは100%間違いない。

 本当の問題は、その後に続く安倍首相の言葉だ。

 安倍首相を批判する多くの護憲論者は、安倍首相はこの邦人の犠牲をきっかけに安倍首相は改憲を急ぐ、いや、改憲を急ぐために後藤氏を見殺しにしている、とそう批判する声が多かった。

 私は決してそうならないと思う。

 安倍首相にはそのような覚悟はない。

 そのような戦略はない。

 そう確信するからだ。

 それよりも重要な事は、安倍首相が、この後藤氏に処刑によって、米国主導のイスラム国との戦いの有志連合に参加すると言いかねないことだ。

 それを行えば日本の将来は終わりだ。

 その時こそ、安倍首相が日本を台無しにする時だ。

 その前に、何としてでも安倍首相を国民の手でひきずりおろさなければいけない。

 そうならないために安倍首相は自ら引責辞任すべきだ。

 そしてそれは安倍首相のためでもある。

 たとえ留任しても安倍首相には何も出来ない。

 もはやイスラム国との戦いで精一杯になる。

 そして安倍首相はイスラム国との戦いには100%勝てない。

 それどころか、イスラム国との戦いにすべてをとられ、アベノミクスも原発再稼働も地方創生も何もかも本腰を入れて進める余裕などなくなる。

 それでも安倍首相は首相の座にとどまり続けようとするだろう。

 いまの野党ではそれを食い止めることは出来なからだ。

 だから国民が安倍首相に辞任を迫らなければいけないのだ。

 それでも世論はそうならないかもしれない。

 安倍支持率はすぐには下がらないかもしれない。

 むしろ支持率を高めることになるかもしれない。

 それも国民の選択だ。

 しかし、見ているがいい。

 その高い支持率は長くは続かない。

 なぜか。

 いくら安倍首相が居座っても、やがてすべての政策で行き詰まり、国民生活が行き詰まり、そこではじめて、愚かな国民も気づき出すからだ。

 そうであれば早い方がいい。

 安倍首相がもしも日本や日本国民の事を優先する気持ちが少しでもあれば、なるべく早く引責辞任すべきだ。

 そして安倍首相が邁進してきた政策とまったく逆の政策を掲げる政権を発足させ、日本は再出発すべきだ。

 安倍政権に代る政権は見つからないという声が聞こえてきそうだ。

 そんなことはない。

 この日本を何とかしろという国民の声が、すべての党派を超えた危機管理政権の実現を迫るのだ。

 政治家が党派を超え、私利私欲をすてて、日本と日本国民のために働くのだ。

 そして安倍首相が壊したこの国をもとに戻すのだ。

 後藤氏の犠牲を活かす道はそれしかない(了)

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  1. 国益を優先するなら安倍は首相辞職するのが当然で、居座るのは私利私欲ということになる。

    おくあき まさお氏のツイートより。

    後藤さんの妻の手記公表もこれと関係してるんでしょうね。

    でも、これまで十年も放置していた女死刑囚に今になってこんなにこだわるなんて?

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