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いまこそ「怒れ 憲法9条」である 〔天木直人〕

     

 怒れ、9条!―憲法9条こそ最強の安全保障政策だ

 私はいまから7年ほど前だったと思うが、展望社という出版会社から「怒れ 憲法9条」という本を出した。

 これは私がそれまで日々書いて来たブログの記事の主要なものを集め、当時の政治とそれを許す世論が如何に憲法9条を粗末に扱っているかを批判するものだった。

 それから8年ほどたって、政治と世論は憲法9条についてその鈍感さを加速させている。

 安倍首相が国会で自衛隊を軍隊と呼び、それが問題とされたにもかかわらず、菅官房長官は記者会見で全面的にこれを擁護した。

 国会解散中であるというのに、護憲を売り物にしているはずの共産党や社民党の反応があまりにも鈍い。

 これは憲法9条の完全な否定だ。

 本来なら国会審議が即時ストップしてもおかしくない。

 しかし、この安倍発言が行われたにもかかわらず、それから4日ほどたって朝日新聞が小さく報道してから、メディアが書くようになり、世間に知れ渡ったという鈍感さだ。

 メディアは確かに批判している。

 しかし、その批判はあまりにも微温的だ。

 たとばきょう3月27日の毎日新聞の社説だ。

 「言葉じりをあげつらうわけではない・・・」こんな書き出しで始めている。

 なにが言葉じりだ。

 憲法9条の根幹を否定する暴言だという危機感がまるでない。

 そして菅官房長官の「自衛隊が国際法の上で軍隊扱いされている」と言って全面擁護した発言を、「この論法はいただけない」と書いている。

 なにが「いただけない」だ。

いくら傲慢な自民党であるとはいえ、本来ならば首相発言の行き過ぎをたしなめるべきが、女房役の官房長官の立場だった。

 その官房長官が、それを全面的に擁護したのである。

 安倍・菅コンビの傲慢さ、ここに極まれり、である。

 そこまで甘やかしたのがこの国の政治だ。護憲政党だ。

 安倍内閣は解散・総選挙で民意を問え、となぜ詰め寄らない。

 いまこそ「怒れ!憲法9条」である。

 私はその憲法9条の思いを新党憲法9条に託して、もうすぐ安倍・菅政権に挑戦状を叩きつける。

 「これでいいのか」と、最善のタイミングで世論に訴える(了)

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