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AIIBショック、欧州がアメリカをすて中国についた日 〔北野幸伯〕

     

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Photo by : CNN.co.jp 2015.03.14 Sat posted at 16:54 JST 「オバマ米大統領(左)とキャメロン英首相。AIIBに対する両国の姿勢の違いが明らかに」 [http://www.cnn.co.jp/business/35061781.html]

 

最近、「歴史的」といっていい出来事がありました。

イギリスは3月12日、中国主導の「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)への参加を決めました。
アメリカが、「入るな!」と圧力をかけていたにもかかわらずです。

すると、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、ルクセンブルグなどがつづいてAIIBへの参加を表明しました。
さらに、アメリカの同盟国オーストラリア、韓国などもつづきました。

このできごとの本質はなんでしょうか?

1、オバマ・アメリカの「不参加要求」を、「同盟国たち」が完全に無視した
2、欧韓豪などは、アメリカの要求よりも、中国がもってきた「儲け話」を重視した。

一文でいえば、

「アメリカの覇権が衰え、中国の影響力が増大していることを示す象徴的できごと」
ということでしょう。

「アメリカの衰退」

私が、この件ではじめて本を出したのは、05年1月です。
「ボロボロになった覇権国家」を書いた当時、私は34歳。
いま読み返すとかなり粗い本ですが、本質は、「アメリカは衰退し、この国初の危機が起こる」という予測でした。当時、「東洋経済」に書評が出たぐらいであまり相手にされませんでした。

(●東洋経済書評↓
http://rpejournal.com/syohyo.jpg

しかし、わずか3年後、「リーマンショック」から世界的危機が起こったので、メールが殺到しました。
そう、「アメリカの衰退トレンド」は、当時からずっとつづいているのです。
ちなみに、中国のGDPは当時、日本の3分の1ほどでした。

同著の中で私は、「中国は日本を抜いて世界2位の経済大国になる」と書きました。
すると、中国在住の専門家(日本人)から、「そんなことは永遠にありえない」と批判されました。

それが、どうです?

本を出してからたった5年で、日本を抜いた。

今では、中国のGDPは、日本の倍以上といわれています。
(もちろん、統計はインチキだ!という話もありますが。)


要するに、

・アメリカは、衰退トレンド
・中国は、成長期の後期で、成長トレンド

というのが現在の大きな流れなのです。

中国に関しては、現在二つのトレンドを見ておく必要があります。

・成長期後期で、世界的影響力がマスマス増大していくトレンド(日本でいえば、80年代後半)
・成長期後期で、賃金水準が高くなり、外資、企業が逃げ出し、成長率が鈍化していくトレンド

つまり、中国に関しては、プラスとマイナス、二つのトレンドが平行してあるのです。
私は「国家ライフサイクル理論」から、中国の栄華は後4~5年だろうとみています。

しかし、欧州、オーストラリア、韓国は、そう見ておらず、
「落ち目のアメリカを捨てて、中国にすりよったほうがいいぞ!」と判断した。

この「事実」は、「事実」として、しっかり認識しておく必要があるでしょう。

この件について、「ダイヤモンド・オンライン」さんに記事を書きました。
冷戦終結後、アメリカはどうやって衰退していったのか?
ここ25年間の流れを一気に知ることができます。
これを読めば、今回の「AIIB事件」は、突発的に起こったことではなく、
「大きな流れの中で起こった必然的できごと」だったことがはっきり理解できるでしょう。

そして、AIIB事件と、その直前に起こった二つの重大事件にもふれています。
世界の大局を理解したい方は、是非ご一読ください。

題名は、

●パワーシフト~欧州が米国を捨て、中国についた日

内容は、

・欧州が米国を捨てて中国についた!歴史に見る世界のパワーバランスの変遷
・イラク戦争を巡って米欧が対立その後、米国の標的はプーチン・ロシアに
・沈む米国、浮上する中国リーマンショックが一大転換期に
・英国の”裏切り”でシリア戦争を断念失墜した米国の威信
・ウクライナ問題でも、米欧に亀裂欧州の本音は「米国にはつき合いきれない」
・英国は米国の要請を一蹴「AIIB」に走った欧州の思惑は?

もちろん完全無料です。

そして、本当に面白かったら、「いいね!」押していただけるとありがたいです。

http://diamond.jp/articles/-/69203
(@携帯、スマホで見れない方は、PCで試してみてください。)


●PS

ところで、私が、世界情勢を分析し、未来を予測する方法、全部暴露しています。
これを読めば、あなた自身も世界の未来をあらかじめ知ることができるようにな ります。
時流をよむ必要がある、経営者、起業家、ビジネスマンの方は迷うことなく、こちらをご一読ください。

全部わかります。


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 ~世界を動かす11の原理 (集英社インターナショナル)

 北野 幸伯

(詳細は→ http://hec.su/hHN )

●面白かったら、拡散お願いいたします。

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