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大阪住民投票の本質を問う 〔不破利晴〕

     

橋下徹@会見

Photo by : 2015年5月17日 産経WEST [http://www.sankei.com/west/photos/150517/wst1505170066-p1.html]

 遅ればせながら、今頃になってやっと気がついた。 
 今回の大阪の住民投票の本質とは、賛成か反対かにあるわけではない。
 橋下徹が狙っていたのはズバリ「投票率」だ。
 今回は投票率65%超といった非常に高い数字を叩き出したが、裏を返せば「反橋下」の人々も投票所に向かわせたことになる。これは非常に恐ろしいことでもある。

 もちろん、地元住民にとっては慣れ親しんだ地域の在り方が変わってしまうといった危機感もあったには違いないが、それでも大阪都を構想するのが橋下徹ではなかったらここまでの投票率になったであろうか?

 橋下徹は今頃ほくそ笑んでいるに違いない。彼にしてみれば投票結果などどうでもいいのだ。
 橋下徹が動けば、彼を好むと好まざるに関わらず多くの人間が行動する。実はこのことは政治家にとっては極めて重要なことである。人間を動かすこと自体に政治家としての意味がある。そして、橋下徹はそれを十分理解し、実践してみせた。

 「米軍兵士は風俗を活用すればいい」発言で内外の大ひんしゅくを買い、今頃は潰れていてもおかしくはない政治家ではあるが、現に今も橋下徹は存在し、大阪という街に揺さぶりをかけている。
 しかし、これですら橋下徹にとっては一つの「社会実験」に過ぎない。そして、その実験の結果は大成功であった。投票率の数値がすべてを物語っている。

 橋下徹は国政に打って出るとの予測があるが、実際にそうなるであろう。
 そして、大阪都構想のように何らかの大きな揺さぶりを、今度は日本全国民に対して掛けてくるだろう。実は、橋下徹は安倍首相よりも危うい政治家なのではないか?

 橋下徹を国政に出してはならない。

 橋下徹は危険な政治家である。

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