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誰も書かない、言わない巨人野球賭博の本当の深刻さ 〔天木直人〕

     

 巨人の選手の野球賭博が拡がりを見せて来た。

 この本当の深刻さを、いつ、誰が、言い出すだろうか。

 いまや賭博は麻薬と同じように、国際的にも国内的にも、弁解できないほど反社会的なものと定着しつつある。

 その賭博が国民的スポーツである野球の選手で起きた。

 おまけに野球は東京五輪の公認種目になるという矢先だ。

 それが一人の選手で済むならまだ害は小さい。

 しかし、複数の選手に及んでいることが明らかになった。

 それが巨人以外の球団で起きたなら、まだなんとかできる。

 しかし、巨人という球団で起きた。

 この深刻さと衝撃度は、はかりしれない。

 テレビと共にプロ野球をここまで国民に普及させたのは読売だ。

 その読売の中興の祖である正力松太郎の背後に存在したのは米国だった。

 その読売は、いまでは安倍政権の最大のスポンサーとなるまでに影響力を及ぼしている。

 事あるごとに安倍政権を支えるメディアの役割を果たし、安倍首相もまた、読売を利用し、読売巨人を自らの宣伝に使って来た。

 その読売と読売ジャイアンツをここまでに引き上げた功労者は、読売グループの総帥であるナベツネこと渡辺恒雄氏だ。

 その巨人が野球賭博に汚染されていたのだ。

 日本の球界に及ぼす影響は大きく、日本の社会に与える影響は大きく、読売の対応如何では、安倍政権を直撃する政治的意味合いを持つ。

 本来ならば渡辺恒雄氏自らが国民の前で謝罪して、ダメージを最小限に食い止めるべきなのに、渡辺恒雄氏の声も姿も見えない。

 この異常さと深刻さを指摘する声は皆無だ。

 果たして巨人の野球賭博問題は、どのような形で発展し、あるいは収束するのだろうか。

 メディアはこの問題をどこまで追及するのだろうか(了)

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